キューバ映画祭09

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キューバ映画祭が東京に続いて京都で開催されると
いうので観に行ってきました。
見たのは『シュガーカーテン』と『恋人たちのハバナ』

『シュガーカーテン』はドキュメンタリー映画で
幼い頃に住んでいたハバナに久しぶりに戻って、
あまりの変わりぶりに同級生や町の人などに
インタビューしていくもの。
言ってみれば超私的な映画なんだけど、
きっとハバナのどこを切り取ってもこういう感じ
なんだろうなと思った。
実際私がハバナに住んでいた頃に通っていた
友達の家の近所の一角。
岡山に越してから7年ほど行かれなかった間に、
その一帯のミュージシャンも含めたクリエーター
的な若者はほとんどがキューバを離れていた。

印象に残ったのは「特に国を離れる理由もないし、僕はこの町が好きだ。」
と言っていた若者の言葉。
「ここに手に入らないものは、きっと他の国でも手に入らないさ。」
(記憶が定かではないので違っているかもしれません)
たしかに。
体制の違いという理由も大いにあるだろうけど、それだけではないだろう。
まだ見ぬ世界に期待しすぎても、うまくいかない場合も多いと思う。
でも、このセリフを言い切れるというのはいさぎいい。

『恋人たちのハバナ』は、キューバ出身のプロデューサーがハバナに戻り
完全自主制作で作った映画らしい。
まずは俳優がほとんど見たことのない人たちで新鮮だった。
最近の映画を見てないから知らないけれど、以前の映画はよく見る役者が
出ていることが多かったので…。
脚本も凝っていて、予想外の設定や展開が面白かった。
印象に残ったシーンは話の流れにはあまり関係ないけれど、主人公二人が
ベッドに寝転んで話をしているシーン。
「私を本に例えたら何?」「僕を車に例えたら何?」と質問し、答えていく。
いったら他愛のない遊びだけど、実際こういう遊びをキューバの若者はよくしていた。
いつだったかみんなでキャンプに行ったときにも語尾の韻をふんでいく言葉遊びなどを
ひまな時間にしていたものだ。
派手なことは何もないけれど、しみじみと幸せな時間だった。
娯楽や刺激や情報は少ないけれど、そんなものがたくさんあったらとても感じられない時間だ。
いま地方に住んでいて、娯楽や情報のあふれない生活があるのはいいかな、と思う。
いろいろありすぎるとどうしても振り回されそうだし、どうしても見たければ今回みたいに動くし。

他にも見たい映画もあったけれど、今回見たい映画は連続であったので2本だけを見た。
また機会があったら見たいな。
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by seikachannel | 2009-12-16 22:58 | お勧め


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